2014年4月30日水曜日

ヘボン式以外のローマ字表記には一体、何があるんだと南カリフォルニア大学の教授が言った。

大学生だったとき、早稲田大学の国際学部で、南カリフォルニア大学の哲学の教授が1年間、客員教授を務(つと)めた。交換留学生の教授版である。

この国際学部というのは、主に英語圏の大学生が交換留学生として在籍しているのだが、日本語に堪能(たんのう)なわけはなく、日本の大学に留学しながらも、英語で授業を受けているだけだった。

その国際学部に、南カリフォルニア大学の哲学の教授が1年間、在籍した。

英会話が好きな日本人の学生が、国際学部の校舎によく出入りしていた。

学生たちが自由に出入りし、雑談をしたりする部屋があった。ある日本人の学生が、南カリフォルニア大学の教授と話をしたところ、この大学の哲学科の学生たちと会いたいと言った。

そう言われた日本人学生が私をその教授に紹介し、哲学科哲学専修の学生数人で、教授の住まいを毎週1回、訪問して、ざっくばらんな講義を英語で受けるようになった。

その教授は、日本に来る前に、日本語会話の本を何冊も読んだ。

すると、どの本でも、「日本語をアルファベットで表記するにはさまざまな表記法があるが、本書ではヘボン式ローマ字を採用している」ということが書いてあった。

日本語会話の本を何冊読んでも、「日本語をアルファベットで表記するにはさまざまな表記法があるが、本書ではヘボン式ローマ字を採用している」と書いてあるばかりである。

それで、その教授は、「ヘボン式以外のローマ字表記には一体、何があるんだ?」と言った。

それで「訓令式(くんれいしき)ローマ字」を教えた。

「『し』をsi(シィ)と表記する訓令式は駄目(だめ)だ。英語を話す人には発音に関して誤解を与える。『し』はshi(シ)でないといけない」とその教授は言った。

いやはや、だから、ヘボン式ローマ字表記で日本語会話を説明しているんだって。

この教授の話は、明日に続く。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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