2013年5月27日月曜日

『居酒屋ほろ酔い考現学』の著者の居酒屋代は必要経費として落ちるのであろうか?

『居酒屋ほろ酔い考現学』の著者・橋本健二は、早稲田大学人間科学学術院教授である。今年(2013年)3月末までは武蔵大学社会学部の教授だった。

なお、「考現学」というのは、「考古学archaeology」から創(つく)り出したもので、考古学が「古(いにしえ)」について考える学問だから、「現代」について考える学問として「考現学」もありなんじゃないかと、あまり知的ではない人たちが使い出した造語である。西洋語には「考現学」に相当する語はない(と思う)。しかしながら、書名にすると、それなりにインパクトがあるから、編集者に強く勧められて採用しているのだろう。

橋本健二は真面目な社会学者で、階級論に詳しい。階級や社会階層に関して、橋本健二の著書を繙(ひもと)いたところ、『居酒屋ほろ酔い考現学』なんて本まで出していた。さすがに、これは身銭(みぜに)を切って買おうとは思わなかったので、図書館で借りたが、おもしろかった。

ブログも読んでいて楽しい。まあ、酒呑(さけの)みでなければ、全然おもしろくないんだろうけどね。

ブログはここね→橋本健二の居酒屋考現学

そこで、ふと思った。自営業なら、交際費として、なんでもかんでも経費で落とせるが、大学教授の場合はどうなのだろうか、と。

橋本健二の場合、居酒屋に関する著書もあるし、ブログも頻繁に更新しているから、経費として認められているような気がする。

このことを、全国の社会学の教授が知れば、いろいろな考現学が登場して、経費で落とすということもありそうだ。

もしも、『キャバクラ考現学』という著書を社会学者が著(あらわ)せば、その社会学者は経費でキャバクラ遊びができることになる。

また、『イタリアン=レストラン考現学』なんてのもできそうだ。週に3回、イタリアン=レストランで食事をして、その感想をブログにしたためつつ、著書にすればよいのだから。

今後、社会学者がサブの研究対象として、こうしたものを取り上げるとおもしろいだろう。でも、週に2回から3回は通ったり、遠征したりしないといけないだろうから、よほど好きでなければ、続かないだろうな。

なお、うちの塾は武蔵大学の近所にあり、1度だけ、橋本健二かと思った人を見かけたんだけど、小心者なので、声をかけることはできなかった。ちょっと、残念。



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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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