2013年5月28日火曜日

昨日は日本海海戦の日だった。

 昨日、5月27日は日本海海戦の日だった。世界的には「対馬の戦いBattle of Tsushima」と呼ばれている。

 連合艦隊の一方的な勝利であった。戦死者だけで見ると、日本は117名、一方、露西亜(ロシア)は、4,830名だった。

 日本海海戦の作戦を立てたのは秋山真之(あきやまさねゆき)であった。「皇国ノ興廃ハコノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」「本日天気晴朗ナレドモ、波高シ」は、秋山真之の草案である。

 秋山真之は、日本海海戦の報告書を作成している。

「天佑(テンユウ)ト神助(シンジョ)ニヨリ」で始まっている。天佑とは、天の佑(たす)けであり、神助は、神の助(たす)けである。

 その後、日本海海戦に参加した参謀などが後輩に、日本海海戦の勝因を訊ねられるとだれもが口を揃(そろ)えて、こう言った。

「天佑(てんゆう)だな」

 主たる勝因を訊(たず)ねると、だれもが、運がよかったとしか言わなければ、人事を尽くすということをしなくなるにちがいない。

 帝国海軍が駄目になった理由のひとつとして、このことが挙(あ)げられるのではないかと思っているのだけど、ほかにはだれも同じことを指摘してはいない。

 うーん。



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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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