2013年6月26日水曜日

『ゲール閣下に学ぶ揉み手処世術(もみてしょせいじゅつ)[Kindle版]』という本があった:宇宙戦艦ヤマト2199

 こんな本が売られていて、笑ってしまった。『ゲール閣下に学ぶ揉み手処世術(もみてしょせいじゅつ)[Kindle版]』である。



内容紹介では、つぎのように書いてある。
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 宇宙戦艦ヤマト2199というアニメの登場人物にあって、敵側の重要人物の成り行きはあまり良くないケースが多い。良くて立場に変化が無いだけである。
 そもそも、総統のアベルト・デスラーですらあまり立場は良くない。
 そういう中で燦然(さんぜん)と輝く躍進(やくしん)を見せた人物が1人だけいる。
 銀河方面作戦(副)司令長官グレムト・ゲール。当初ただの1方面の司令官だったが、降格人事をはね除(の)けて、3000隻の主力艦隊を指揮するまで上(のぼ)り詰(つ)める。揉み手(もみて)を繰り返す彼に総統は「もういい」と言って通信を切るが、彼を下品な男は不要だと言って処分することは一切ない。
 問題は、ゲールがなぜこれだけの躍進(やくしん)を遂(と)げられたのかだ。ゲールよりも切れる人物はいくらでもいるのだが、それでもゲールの出世だけが突出している。なぜゲールは出世街道で唯一の成功者になれたのだろうか。
 本書では、そのゲールの処世術を考察してみたい。それは読者の役にも立つはずである。

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 やられそうになると、配下の部隊に撤退命令(てったいめいれい)を出さずに、自分だけが逃げてしまう。部下に窘(たしな)められて「貴様、死にたいのか!?」と言う。ゲーリックによるデスラー暗殺計画が失敗したことを知るや否(いな)や、背後から射殺し、ゲーリックに「愚(おろ)かなり、ゲール」といわれると、「逆賊(ぎゃくぞく)め」と罵(ののし)る。

 ところが、意外と人気者になっている。能力が高くない割には、銀河方面軍作戦司令長官にまで一旦(いったん)は上(のぼ)り詰(つ)めたかららしい。

 こんな人物に人気があるのは、不思議なものだが、たぶん、こういうことではないだろうか? つまり、能力の割には出世ができていないおっさんにとっては、彼の世渡り術(よわたりじゅつ)が羨(うらや)ましいのではないだろうか?

 ちょっと興味はあるのだけれども、『ゲール閣下に学ぶ揉み手処世術[Kindle版]』を読むためだけに、Kindleを買うというのもなあ。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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