2013年6月14日金曜日

偏差値の割に大学進学実績のよい都立高校があったので、調べてみた。

 このくらいの偏差値なら、大学進学の実績はこのくらいになるというのがわかる。

 ところが、高校受験の合格偏差値の割に大学進学の実績が高すぎる高校があった。

 調べてみたところ、その高校は吹奏楽が盛んで、日本一にもなったことがあった。

 音楽系の私立高校は授業料が高い。たとえば、桐朋女子高等学校音楽科の初年度納付金は1,967,400円である。200万円近くかかる。

 国立大学の附属高校でも、実技で合格するためには、かなりの金額のレッスン料を払って、その高校で好かれる演奏法ができるようにしなければならない(らしい)。

 将来、プロになるために、いくらでも資本を投下してもかまわないと考えることがなければ、公立高校という選択肢しか残らない。

 すると、吹奏楽が盛んなくだんの都立高校くらいしか選択肢に残らない。その場合、とりわけ、女子生徒に多いようなのだが、偏差値で15以上も高い学力がありながら、その高校に進学する生徒が多くなる。

 また、音楽が得意な者は数学の才能が高いというデータもある。音楽に関わる脳の部分と数学に関わる脳の部分は近接しているということらしいし、たとえば、ある年度の早稲田大学理工学部数学科では60人中、楽器の演奏のできる者が57人だったというデータもある。

 その結果、偏差値と較べて高い大学進学実績となる。

 偏差値の割には高学力の生徒がいるので、それにつられて、所謂(いわゆる)、ピア効果で、学力が引き上げられる例がありそうだ。ピア効果とは、まず、ピアpierは「同僚」などの意味で、自分が所属する集団に高学力で勉学に励(はげ)むものがいると、それに引っ張られて、学力が上がることをいう。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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