2009年2月26日木曜日

ディズニー映画の『アラジン』を指定席で観たら

 ずいぶんと昔のことになるが、ディズニー映画の『アラジン』Aladdinを女ともだちと観に行った。私はべつだん、ディズニー映画のファンというわけではないが、その女ともだちが、どうしても観に行きたいと言ったから、映画館に足を運んだ。
 『アラジン』は『千夜一夜物語』の「アラジンと魔法のランプ」に基づいている。初めのほうで、アラジンが王女ジャスミンJasmineに'Trust me!'(ぼくを信じろ!)と言っていて、のちに、変装しているアラジンが'Trust me!'(ぼくを信じろ!)と叫んだときに、ジャスミンが変装したアラジンだと気づくという場面と、魔法のランプの魔人ジーニーthe Genieがやたらと早口だったということくらいしか憶えていない。
 映画そのものよりも強烈に憶えていることがある。ディズニー映画のファンではないから、指定席でなくてもよかったが、一緒に行った女ともだちが、大ファンだったので、不本意ながら指定席の鑑賞券を買った。指定席は2階席の前半の中央部分にあり、椅子の布のカバーも一般席よりもちょっと豪華になっていた。ぼくたちの指定席は最前列の右から3席目と4席目だった。
 席に着いて、ほどなくして、おもしろいことに気づいた。
 『アラジン』を指定席で観ようとするのは、ことごとく若いカップルばかりだったのである。しかも、男性は、ほかのカップルの男性の隣に坐るのを好まないのか、あるいは、一般に男女のカップルは、男性が右側に、女性が左側に位置する傾向があるので、そのせいなのか、男性・女性・男性・女性……と並んでいる。
 図式化すると、つぎのようになる。

男性……
女性……
                        赤い部分のふたりの男性の存在が気になる。
 最後列



▼△ 最前列
 緑色がぼくとおともだち

 こんな具合に、男性と女性が見事なまでに、交互に並んでいたのである。
 よくよく観察すると、この図でいうと、右上の部分の赤いところが目についた。
 なんか、すっごい気になったぞ。男同士でディズニー映画を観る、それも指定席とは……。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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