以前、ジャパン=タイムズに掲載された文章で、どの時期に掲載されたものがよく出題されるのかを調べたことがある。
4月だった。
4月に掲載された文章が最も多く出題されていた。
理由を考えてみよう。
大学ごとに異なるが、翌年度の入試委員が決まるのは、おそらく、入学試験が終わった3月であろう。すると、ジャパン=タイムズの文章が入試問題として機能しそうな大学の場合、入試委員になった教員は、3月からジャパン=タイムズを読み、入試問題に使えそうな文章を渉猟(しょうりょう)する。そして、入試に使えるものが見つかると、新たに長文読解の題材を求めることはない。
その結果、ジャパン=タイムズにかぎっては、4月に掲載された文章が多く出題されている。
いちおう、こういうものが売られている。役に立つかどうかは不明。
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