2009年8月19日水曜日

ロイヤル=ブルーとブルー=ブラック

 万年筆のインクは、ブルー=ブラックblue-blackしか使ったことがない。
 ブルー=ブラックというのは、濃い藍色(あいいろ)、あるいは暗藍色(あんらんしょく)のことだが、これはほかの色と違って、経年劣化(けいねんれっか)することなく、いつまでも色褪(いろあ)せない。
 一方、ロイヤル=ブルーroyal blueは、簡単に色褪(いろあ)せてしまう。ロイヤル=ブルーは、英国の王室に因(ちな)む色で、明るい感じの青色だ。癒(いや)し効果もある色だそうだ。
 知り合ってから、かれこれ、20年以上になる友人は、ずっとロイヤル=ブルーのインクで手紙を送ってくる。電子メールが多くなったが、今でも、ときどき、航空便で手書きの手紙が届く。
 ロイヤル=ブルーのインクが好きなのは、彼女の場合のように、女性に多いように思う。綺麗な色なんだけど、色褪(いろあ)せる。

 

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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