2009年8月28日金曜日

どうやら、開成中学校で落ちこぼれないよりも、東京大学文科3類に合格するほうが簡単らしい。

 『教育格差が日本を没落させる』(福地誠著・新書y/洋泉社)をずいぶんと以前に読んだ。開成中学校で落ちこぼれないよりも、東京大学文科3類に合格するほうが簡単らしい。
 著者である福地誠は開成中学校で落ちこぼれて、中学3年生のときに、中学3年生を繰り返すか、ほかの高等学校に進学するかを迫られ、偏差値60台の私立錦城高等学校に進学した。
 進学後は、錦城高校の生徒の中では、勉強のできる生徒になり、ついうっかり勉強したら、東京大学文科3類に合格、のちに、教育学部に進学した。

 開成中学校で落ちこぼれないよりも、東京大学文科3類に合格するほうがよっぽど簡単だという印象を受けた。

 まあ、実際、開成中学校でドロップ=アウトする生徒は80人くらいいるという話も聞いたことがある(巣鴨中学校は30人くらいだそうだ)。

 教育関係の月刊誌で、開成中学校では1年生の1学期中間試験の社会科で、国連加盟国の国名と首都名とを憶えさせるということを読んで、なんというむちゃなことをしている学校なんだろうかと思ったものだが、試験までにちゃんと憶え切れる生徒がうじゃうじゃいるそうだ。

 

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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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