それにしても、なぜ、真夏にランドセルの広告なんだろう? 小学校の入学式は半年以上も先だ。
こんな疑問を抱きつつ、買い物にでかけたら、近所のコンビニエンス=ストアにおでんがおいてあった。こんなに暑いときに売れるのかどうか、店員さんに訊(たず)ねた。
「売れませんよ」
「えっ! じゃあ、どうして売ってるんですか?」
「今の時期から出しておかないと、売れる時期の売り上げが伸びないんです」
同じ理窟(りくつ)で、ランドセルも早めに広告を打って、認知度を高めておかなければならないのかもしれないと思ったが、どうも、しっくりこない。12月なら、そうだとも考えられるが、8月は、やっぱり、早すぎる。
その後も、8月のランドセルが頭の隅(すみ)にひっかかっていた。
8月14日。
そうか、お盆休みに幼稚園児の孫が遊びに来ているときに、じいさんにランドセルの広告を見せて、その時点で、「よし、おじいちゃんがランドセルを買ってあげるよ」と約束させるのが目的か。
そうだとすれば、8月15日だと、じいさんというものは戦争特集を読み耽(ふけ)り、ランドセルに目がいかなくなるし、16日だと、孫は自宅に戻っている。8月14日というのが、広告効果が最適になる日付ということになるのだろう。
繁盛(はんじょう)している(たぶん)会社というのは、こんなことまで考えているのか。
追記:以上のことを8月に考えたのだけど、ちょっと違っていた。9月19日土曜日から23日水曜日までが「シルバーウィーク」で、このときに、祖父母が孫にランドセルを買ってやるのが多いだろうと予想されているそうだ。(2009.09.17)
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