2009年9月14日月曜日

「真逆(まぎゃく)」ではなく、「正反対」と言ったほうがよい。

 いつの頃からか、真逆(まぎゃく)なることばが聞かれるようになった。活字でも目にする。
 ところが、真逆は本来「まさか」と読むものであり、真逆様は「まさかさま」であり、場合によって「まっさかさま」と読む。
 真逆(まぎゃく)なんてことばはなかったのである。
 聞いたところでは、大学の附属高校から東京六大学を卒業したアナウンサー(要するに、立教出身の古舘伊知郎(ふるたちいちろう)のことだけど)が、出演するニュース=エンターテイメント番組で使い始めたそうだ。また、このアナウンサーは、捲土重来(けんどちょうらい)を「けんどじゅうらい」(今は許容だが)と読むなど、プロレス中継のときから、ことばを知らないと感じることがよくあった。
 ことばというものは生き物であり、変化するのは仕方のないものだというのは、正しいが、テレビやラジオのアナウンサーや、新聞など、影響力のある媒体が、意識的に妙なことばを使うのはやめたほうがよい。



 1987年出版の書籍。この頃はまだ、真逆は「まさか」でしかなかった。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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