2009年9月12日土曜日

ワールド=カップ=サッカー予選の「バーレーン代表対サウジ=アラビア代表」がYouTubeの「再生回数の多い動画」に入っていた。

 9月9日の時点で、YouTubeの「再生回数の多い動画」に、アラビア語のタイトルのついた動画が登場していた。再生してみたところ、ワールド=カップ=サッカーのアジア予選の5位決定戦だった。
 最終的には2対2で、バーレーン代表が敵地で引き分けていた。本拠地での試合では0対0だったので、アジア5位はバーレーン代表に決定した。サッカーでは、敵地での得点を高く評価するので、2試合とも引き分けでも、敵地で得点した引き分けのほうが評価される。
 日本にバーレーン代表のファンが多いとは思えない。どうやら、1対1のままロスタイムに入り、守り切ればバーレーン代表の勝ちとなるところで、1分後にサウジアラビアが2対1としたが、サウジアラビアは守りに入らず攻め続け、その結果、逆に、コーナーキックから1点を決められて、2対2の引き分けに終わった。その結果、アジア5位となったバーレーン代表は、大陸間プレーオフでニュー=ジーランドに勝てば、ワールド=カップ初出場となることとなった。
 この展開に感動した人が、どこかの掲示板などでバーレーン代表対サウジアラビア代表の試合を紹介して、動画の再生となったらしいが、それだけではないようだ。
 日本代表と定期戦を行なっているのかと思うくらいに頻繁(ひんぱん)に試合をしているので、バーレーン代表の選手に馴染(なじ)みがあるということもあるようだ。
 また、日本代表と試合を重ねたことで、「バーレーン代表を強くしたのは日本代表だ」という考えを抱いている人も少なくないようだ。
 バーレーンが小国であるというのも、日本のサッカーファンに感動を与えた理由でもあるらしい。外務省のサイトによれば2007年9月現在の人口は104.7万人で、そのうちバーレーン人は52.9万人というのだから、バーレーン人の人口で考えると板橋区や杉並区がワールド=カップに出場するようなものである。

 ところで、以下の動画を見ていて、いくつか、気になることがあった。

 

 まず、イスラム系の人々は、喜ぶときに、手を頭よりも高いところに挙げて、旗を振ったりしている。手が疲れないのであろうか?
 点を入れられて、動揺したり、ショックを受けたりすると、口元に手を当てる人が多い。なぜなのだろうか?
 また、両方の掌(てにひら)を額(ひたい)に当てて、髪を掻(か)き撫(な)ぜる所作)(しょさ)をとる人も少なくない。うれしいときにも、そうする人がいる。
 身振りというものは、文化や民族によって違うことがあっても当然なんだけど、こうした所作の由来や起源があれば、知りたいところである。
 ま、外国の人からすると、サッカー観戦において、日本人は、不思議なくらいに拍手と溜息(ためいき)が多いと感じるんだろうけど。

 服装に関して、砂漠の民にとっては、暑さをしのぎやすいアラブ服なのだろうけど、頭の上に載せるスカーフみたいなものは、赤と白のチェック柄(がら)と、純白の2種類しかないのはどうしてだろうか? 青と白のチェック柄なんてのもあっていいだろうに、なにか宗教的な意味合いなどがあるのだろうか? これまた、気になるところだ。

  

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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