生徒の体力などにもよるが、1時間に1回、1分間から3分間、縄跳びをさせたところ、睡眠が深くなったとか、朝、すっきりと目覚めるようになったとか、そうした報告があった。
これまでにも、勉強ができるようになるためには体力が必要であり、たとえば、つぎのいずれかを行なうように指導してきた。
週3回、水泳をする。できれば、毎回、30分間、全力で泳ぎ続ける。
週3回、毎回、30分以上、ジョギングをする。
すぐには実践できなだろうから、ハードルの低い設定から始めて、最終的に、上記のいずれかになるようになればよいと助言してきた。
ところが、もともと勉強の得意でない者は、生活習慣が悪いか、食生活が悪いか、あるいは両方である場合が多く、食生活のほうは、保護者の協力によって改善できても、生活習慣の改善は難しかった。夜更(ふ)かしが改まらない者は、いつまで経っても、そのままであることが多かった。
正直なところ、もっと早くから縄跳びを導入しておけばよかったと、いささかなりとも後悔の念を感じている。これほど効果があるとは思いもしなかった。
もっとも、縄跳びをしなくても、水泳やジョギングをしていれば、問題はなかったのだが。
今の悩みは、アスファルトの上で縄跳びをすると、膝(ひざ)に負担がかかるので、それをどう解決するかというものである。
ところで、小学生たちにも、縄跳びをしてもらうことにした。
「この跳び縄は、日本製の跳び縄の中で(たぶん)最高級品で、値段は、なんと、1,365円もするのだ」
そう、私が言ったところ、ひとりの小学生が感動していた。
「すごっ! 1,365円って、1年は365日と言っているような値段だ」
どうして、そういうおもしろいことに気がつくのだろうか?
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