2009年4月17日金曜日

捕鯨とシー=シェパードと日本の食料自給率

 ベトナム戦争での枯葉剤(かれはざい)の影響が取り沙汰(ざた)されそうになったときにキッシンジャー国務長官Henry Kissinger(当時)が、視線を逸(そ)らせるために、捕鯨問題を取り上げたとはいえ、世界全体で考えれば、捕鯨反対の趨勢(すうせい)である。
 しかも、シー=シェパードSea Shepherd Conservation Societyなんていう、自称「海の自然・環境保護のために警備」を名目として、日本の捕鯨船に対して、明らかな違法行為を行なう連中もいる。義が相手になくとも、喧嘩を売られるのは面倒だから、捕鯨なんてやめればいいのに思うむきもあるのではないだろうか? 捕鯨が文化の一部としても、鯨肉がないと困るというわけでもないんだし……ってね。
 それでも、日本は捕鯨にこだわっている。文化の保持だけだとするには、無理があるような気がしないかな?
 ところで、日本の食料自給率はわずかに40%にすぎない。先進国としても、相当に低い。かといって、補助金ばら撒(ま)き行政で、食料自給率を上げるというわけにはいかない。
 人口爆発による食料難の時代がいずれは訪れるだろうし、今でも、オーストラリアでの旱魃(かんばつ)の発生などによって、小麦価格の急騰(きゅうとう)で、多方面が困惑するという事態にも陥(おちい)った。
 現時点での日本政府が捕鯨に対してこだわりを見せているのは、将来の食糧危機に備えてのものだと考えると、納得できるようだ。30年間、捕鯨をやめると、捕鯨技術というものは、廃(すた)れてしまう。食糧危機に備えて、捕鯨技術を維持するため、捕鯨を続けているのではないかと考えるのは妥当なものだといえよう。

コメントを投稿

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真

和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

人気の投稿

pageTacker

フォロワー

StatCounter

ashi@