しかも、シー=シェパードSea Shepherd Conservation Societyなんていう、自称「海の自然・環境保護のために警備」を名目として、日本の捕鯨船に対して、明らかな違法行為を行なう連中もいる。義が相手になくとも、喧嘩を売られるのは面倒だから、捕鯨なんてやめればいいのに思うむきもあるのではないだろうか? 捕鯨が文化の一部としても、鯨肉がないと困るというわけでもないんだし……ってね。
それでも、日本は捕鯨にこだわっている。文化の保持だけだとするには、無理があるような気がしないかな?
ところで、日本の食料自給率はわずかに40%にすぎない。先進国としても、相当に低い。かといって、補助金ばら撒(ま)き行政で、食料自給率を上げるというわけにはいかない。
人口爆発による食料難の時代がいずれは訪れるだろうし、今でも、オーストラリアでの旱魃(かんばつ)の発生などによって、小麦価格の急騰(きゅうとう)で、多方面が困惑するという事態にも陥(おちい)った。
現時点での日本政府が捕鯨に対してこだわりを見せているのは、将来の食糧危機に備えてのものだと考えると、納得できるようだ。30年間、捕鯨をやめると、捕鯨技術というものは、廃(すた)れてしまう。食糧危機に備えて、捕鯨技術を維持するため、捕鯨を続けているのではないかと考えるのは妥当なものだといえよう。
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