2009年4月18日土曜日

1,100万円くらいの自動車は売れていないような気がする。

 サンプル数(標本数)が少ないのだけれど、当校の生徒の保護者や、近所の人の自動車のことを聞いていると、1,100万円くらいの自動車は売れていないような気がしたことがある。
 自動車に3,000万円以上をつぎこむとなると、これはたんなる自動車道楽である。よっぽどその自動車が好きだということになる。
 クルマ好きでも、ふつうのサラリーマンなら、妥当なところでは300万円台だろう。
 もちろん、本物のクルマ好きは、中古で150万円ほどのものを買って、改造しまくるものであるという意見もある。
 趣味の問題だろうな。
 それはともかく、当校の生徒の保護者や、知り合いや、近所の人と話をしているうちに、つぎのことが判明した。しつこいようだが、サンプル数が少ないので、的を射た見解なのかどうかについては保証できない。
 クルマ道楽の人たちの間では、購入した自動車の定価でみると、990万円くらいの自動車と、1200万円台の自動車が、妙に多く、1,100万円くらいの自動車を買った人というのが、今のところ、皆無である。
 不思議な現象だ。
 もしかすると、BMWやメルセデス=ベンツには、1,100万円くらいの商品がラインナップにないのかと考えてみたが、ないことはない。というか、ちゃんとあるのである。
 それなのに、どういうわけか、自分の周囲では、990万円くらいと、1,200万円くらい以上に2極分化している。
 今のところの仮説は、奥様の影響によるというものである。
 自動車に関心のない女性からすれば、1,000万円を超えるのは、許せないところがあるようだ。
 「あんた、たかがクルマに1,000万円はないでしょ!」というぐあいだ。
 そこで、クルマ好きのお父さんは、妥協できる範囲内で高価なものを買おうと画策し、その結果、990万円くらいの自動車に落ち着く。
 一方、1,000万円の壁を気にしなくてよい場合は、販売する側も、あと200万円出せば、ぐっとグレードが上がるように値段を設定しているのではないだろうか? 1,200万円超えが急に増えるわけだ。
 900万円台の自動車に乗っているお父さんは、奥さんに頭が上がらないところがあり、1,200万円以上の自動車に乗っているお父さんは、亭主関白であるか、あるいは、すこぶる高価な自動車を買っても文句を言われることがないくらいの高収入なのであろう。

 というわけで、結論。1,100万円の自動車は、値段のわりにお得であっても、売れにくいような気がする。
 同時に、800万円くらいの自動車は、値段のわりにお得であっても、売れにくいような気がする。「8」がつくと安い印象を受けるものだからね。
 だから、なんなんだという反応がありそうだな。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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