2009年4月26日日曜日

英国のポケットサイズの辞書って、どう考えてもポケットに入らなさそうなんだが……

 英国のポケットサイズの辞書は、日本人の感覚からすると、ポケットに入るという感じがしない。大きすぎるのだ。私自身、以前はそう感じていた。
 事実、同じようなことを考える人は少なくない。Pocket Oxford English Dictionaryを見たHAL496の生徒が「どうしてこれが『ポケット』なんですか?」と訊いたりする。
 また、Amazon.co.jpで調べると、たとえば、Pocket Oxford-Duden German Dictionaryのカスタマーレビューにこんなことを書いている人がいる。

Pocketとは名ばかりで、書籍サイズはぜんぜんポケットサイズではありません(笑……いや、笑えません)。研究社の新英和中辞典とほぼ同じサイズでした。

 ポケットサイズというと、日本人は、一般に、背広やシャツの胸ポケットに入るものを思い浮かべるようだ。

 この疑問は、ある出来事をきっかけに、劇的に解消した。
 英国のバーバリー社(BURBERRY)のコートである。これをもらったのがきっかけで、英国のポケットサイズの謎が一挙に解決したのである。
 つまり、英国人が「ポケット」というとき、最初にイメージするポケットは、背広やシャツの胸ポケットではなく、あくまでもバーバリーのコートのポケットらしい。
 バーバリーのコートのポケットなら、余裕で入るのだ。

 日本でも似たようなことはあった。
 パスポートサイズだ。
 旧式のパスポートは、おそらく世界でいちばん大きかったようだ。少なくとも日本国旅券よりも小さいパスポートを持っている外国人を私は見たことがなかったし、やはり、大きすぎるという意見が多かったからこそ、現在のパスポートは、当時のものと較べて小さいものになったのだろう。
 ソニーがハンディカムの広告で、This is passport size.とテレビ広告で出演者に言わせていた(This is passport size.が正しい英語かどうは不明。カムはcamでcameraのこと)。1988年のことだ。おそらくは世界最大のパスポートを引き合いに出して、「パスポートサイズ」と呼ぶのに対して、詐欺(さぎ)に近いものを、当時、感じていた。ま、ソニーだからな。

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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