むろん、女子学生の絶対数が少ないからということもあるだろうが、それだけではないようだ。
早稲田にしろ、東京大学にしろ、同じ大学の女子学生が入れないテニスサークルは多い。これって、一見すると、変だと思うのだけど、それなりに理由があるようだ。
東京大学や早稲田くらいになると、早稲田や東京大学と較べるとレベルは高くはない大学の女子学生が、サークルにむやみに入ってくる。となれば、他大学の女子学生と較べて、生意気な同じ大学の女子学生を入れたくないという駄目男子学生の気持ちもわからなくはない。
しかし、理由はそれだけではない。
男性というものは、女性に対して威張りたがる傾向の持ち主が少なくない。
ところが、同じ大学の女子学生はというと、平均をとれば、男子学生よりも優秀な学生が多い。
まず、女子学生の場合、1浪すると、就職が極端に悪くなる。だから、基本的に、現役で合格できたところに入学する。浪人してまで希望大学に進学するのは、就職の点で不利になるのだ。1浪すると女子学生の就職が極端に悪くなるのは、女性社員は結婚したら退社するので(いわゆる寿退社(ことぶきたいしゃ)というやつ)、23歳で入社する女性社員は、22歳で入社する女性社員よりも平均在籍年数が1年少なくなる。さらに、年齢給も高くなる。そういうことから、女性の場合、1浪すると極端に就職が悪くなる。一方、男子学生の場合、1浪どころか、2浪、企業によっては3浪でも問題はない。つまり、現役合格率(あるいは現役入学率)が男子学生よりも高い分、女子学生は優秀なのである。
つぎに、女性の体力は平均すると男性の3分の2である。人間工学では、そういう数値を出している。ということは、同じ期間、勉強した場合、男性は女性の1.5倍勉強できるのである。それなのに、同じ大学ということは、女子学生のほうが圧倒的に優秀だということになる。同じ大学の同じ学部ということは、こうした点で、女性のほうが優秀だということになる。
どうやら、男子学生は、以上のことを、本能的にというか、なんとなくというか、感じ取っているらしい。だから、同じ大学の女子学生は入れないが、他大学の女子学生は入れるというサークルが存在するのだ。もちろん、この点に関して、たとえば、早稲田のサークルに東京大学や一橋大学や東京工業大学や御茶ノ水大学や慶應義塾大学の女子学生が入ろうとしたらどうするのかという問題があると思うかもしれないが、安心したまえ、自分が所属する大学よりも格下の大学のサークルに女子学生は絶対に行かないから(確証はないが)。
学生時代に、以上のことを考えついて、早稲田の女子学生たちに話したことがあるんだけど、そうしたら、「掃除機くんは、ものごとを的確に洞察しているわ」「そのとおりよ」「やっぱり、掃除機くんって、頭、いいわ」と大絶賛され、それ以前よりも、好感度が急激にアップした(ような気がする)。そんなことを狙っていたわけではなかったのだが。
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