Canberra
/kæˈnberə/
input
/ɪˈnpʊt/
なお、発音記号の/ˈ/は、その直前の母音に強勢(stress、いわゆるアクセント)があることを示している。
英単語・英文を自動的に発音記号に変換するサイト(「英語を学ぼう」)で発音記号にして、それを複写・貼り付け(コピーアンドペースト)をしている(日本で長く用いられてきたジョーンズ(Jones)式でないと困る場合は、英語-発音記号カタカナ変換のサイトでジョーンズ式の発音記号にしてくれるよ)。
発音記号を見ると、/b/や/p/の前に/n/があるのは、変だと感じないかな?
b、pは、破裂音で、いったん、上下の唇がくっついてから、音を発する。mは上下の唇がくっつくが、nはそうではない。だから、b、pの直前にある「ん」の音は、mの音になる。mは上下の唇がくっつくが、nはそうではないからだ。
英単語の綴(つづ)りは、b、m、pの前の「ン」はmであると中学生や高校生に教える。その例外は、自分の知るかぎりでは、Canberraとinputなのである。
combat 闘い
combination 組み合わせ
combustion 燃焼
compare 比較する
compensation 償い
company 仲間、会社
compass 羅針盤
compassion 同情
compulsive 強制的な
computer コンピュータ
command 命令
commisioner 理事
commemoration 祝賀
impedance インピーダンス▼交流における電圧の電流に対する比
imprudence 軽率、無分別
impatient 気短な
temper 気質
resemblance 類似
こんなぐあいである。
日本語でも、同じだ。たとえば、「しんぶん(新聞)」は、ヘボン式ローマ字表記で、shimbunと綴(つづ)るのは、あとにつづく-bun(ぶん)の-b-の影響を受けて、shin-(しん)の-n-が、-m-に変化しているからだ。nを発音した直後にbやpを発音するのはむずかしい。「間(ま)」をおかないと、-nb-や-np-は発音できない。
実際には、おそらく、だれもが、
Canberra
/kæˈmberə/
input
/ɪˈmpʊt/
と発音しているはずなんだが、どういうわけか、-n-のままなんだよな。
不思議でならない。
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