2009年3月25日水曜日

早稲田なのに、どうして、頭が悪くないんですか?

 ずいぶんと以前のことだけど、経営者が開成中学・高等学校出身で、東京大学出身というじつにこぢんまりとした予備校・学習塾で非常勤講師をしていたときのことだ。
 講師会議に、非常勤講師も呼び出されるというところだった。
 会議の途中で、不意に、東京大学出身の講師に訊(たず)ねられた。

 「掃除機先生は、早稲田なのに、どうして、頭が悪くないんですか?」

 すると、ほかのふたりの東京大学出身の講師が、「私も疑問に思っていたんです」という意味のことを言い、さらには、一橋大学7年生の学生バイトの講師にも、同じようなことを言われた。
 そんなことを言われてもなあ。

 そのときに思ったのは、学歴って大事だなあということだったが、同時に、「頭が悪くない」というくらいのことがわかるのであれば、それほど大事でもないような気もした。

 「早稲田なのに、どうして、頭が悪くないんですか?」と言われたってことを、早稲田出身者に言ったら、ほとんどの場合、本気で怒っていたが、それほどのことではないと思うのだが。

 どうでもいいけど、その予備校の東京大学出身者は、決して、東大とか、東京大学卒業とか、そういう言い方を絶対にしていなかったのは、どうしてなんだろうか?

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

人気の投稿

pageTacker

フォロワー

StatCounter

ashi@