I ha di gärn. イハディガーン
だそうだ。
なんだかわけがわかんないなと思っていたのだけど、じっと眺めていたら、閃(ひらめ)いた。これは標準ドイツ語の
Ich habe dich gern. イッヒハーベディッヒゲルン
のことだろう。直訳は「私は喜んできみを持つ」だろう。
つぎに、英語に直訳するとこんな感じだ。
I have you willingly.
適当に意訳するなら、「きみと一緒にいるとたのしい」というくらいの意味かな。
控えめな感じで、いいなと思う。
スペイン語のTe quiero.は、用法つまり使い方が英語のI love you.と同じということから、Google翻訳や。excite.翻訳にかけると、I love you.と出てくるし、日本語に訳させても、Googleなら「愛している」と、excite.なら「あなたが好きだ」となるが、日本語に直訳すると、「あなたが欲しい」で、英語ではI want you.だし、フランス語ではJe te veux.に相当する。スペイン語は情熱的なんだよな。息苦しくならないのかと心配してしまう。
なんとなくYouTubeでI ha di gärnを検索してみたら、その題名の歌があった。
Göläという人がドイツ語のベルン方言で唄っているそうだ。真っ白い男性が左目から血の涙を流している画像が使われているが、これは公式サイトのホームページの画像だ。ベルンはスイスの首都だけど、知らない人が多い。ベルンの市章に熊が描かれているからか、以前、ベルンの動物園には熊が数頭いたのだけれど、今年になって最後の1頭が亡くなった。
Göläというのはベルン方言でどう発音するのかわからない。標準ドイツ語だと「ゲーレ」くらいだが、たとえば、gärnは私の耳では「ガーン」としか聞こえなかったが、gärnは標準ドイツ語だと、「ゲルン」くらいの発音だと思う。同じ綴(つづ)りでも発音がちょっと違うのかもしれない。スイス方言でGöläは「ゲーラ」くらいかもしれない。
それにしても、I ha di gärn.を使う必要性に迫られることは、これまでにもなかったし、これからもないだろうな。
2 件のコメント:
早速使ってみます☆ありがとうございます。
匿名さんへ
どういたしまして。
ドイツ語のスイス方言を使う機会のある人が、このブログにやってくるとは、世の中は広いなあ。
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