もちろん、早稲田大学政治経済学部と慶應義塾大学商学部に合格した場合なら、早稲田大学政治経済学部に進学する受験生が多いだろうが、しかし、将来は公認会計士を目指しているというのであれば、慶應義塾大学商学部に進学する者もいなくはなさそうである。
ところが、早稲田大学法学部と慶應義塾大学法学部の両方に合格した場合は、7割から8割が慶應義塾大学に入学金を納める。商学部同士の合格でも、7割から8割慶應義塾大学に入学金を納める。
昔は両方に合格した場合には早稲田に入学する者が多かったのに、これはいったいどうしたことだと驚く早稲田OBがいる。
主な理由は、経済的なものであった。
慶應義塾大学の場合、国公立に合格・進学する受験生には入学金を返還しているのだ。
東京大学や京都大学・一橋大学・東京工業大学が第1志望の受験生からすれば、滑り止めが早稲田であろうが、慶應義塾であろうが、どちらにしても単なる「挫折」にすぎない。積極的にどちらかに進学したいとは思っていない。
そうなれば、第1志望大学に合格したら入学金を返還してくれる滑り止め大学に手続きをするのは当然であろう。
それに、授業料そのものも慶應義塾大学のほうが廉いし。
また、別の理由もある。
女子生徒には、早稲田は人気がない。とりわけ、校内が綺麗なミッション系の高校出身者にとっては、早稲田のキャンパスは小汚く、進学したいという気にならないようだ。
早稲田の同窓会誌『早稲田学報』を読むと、早稲田OBの娘が早稲田と慶應義塾の文学部に合格した場合、ほぼもれなく慶應義塾大学に進学しているが、早稲田はああいう大学だから、親の立場になると、娘にはあまり奨められないのだろう。
女子生徒には、早稲田は人気がない。とりわけ、校内が綺麗なミッション系の高校出身者にとっては、早稲田のキャンパスは小汚く、進学したいという気にならないようだ。
早稲田の同窓会誌『早稲田学報』を読むと、早稲田OBの娘が早稲田と慶應義塾の文学部に合格した場合、ほぼもれなく慶應義塾大学に進学しているが、早稲田はああいう大学だから、親の立場になると、娘にはあまり奨められないのだろう。
さらには、あまり知られていないのだが、成績評定は、慶應義塾のほうが甘い。楽していい成績がとれるのだ。
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